夏の終わり

ひまわりの花が空に浮き
雲が流れ青い空が拡がる。
木の梢の赤い花がサラサラと
雲の後を追いかける。
木々の緑も舞い上がり
稲穂が渦巻きカマキリが蝶を追う。
渦巻く風のその中に
金糸銀糸で織られたる
振り袖纏いて乙女立つ。

野の花の来るべき予感
空を見上げてざわめき。
入道雲の崩れて流れ形留めず
青い空が押しのけて
ジェット雲の一筋バージンロード。
椋鳥のわめいた空も渡り鳥
指折り数える。
コスモスの回る回る花畑
夢見る乙女の艶姿。

波の寄せて返し地球の鼓動
沖に流れる潮騒に
思いを載せて君思う。
高鳴る胸の行く末は
水平線の彼方なる。
とどろき渡る雷鳴も
光り輝く華燭の彩りと。
青い空の拡がりて
膝付き祈る乙女有り。

    '02年8月29日


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