こんなにも恋いこがれて良いのでしょうか、
夏の光り輝く太陽に。
サラサラと降る雨が懐かしくはないのですか。
冷たいのですよ、風が。
もうすぐ8月というのに寒いのです。
ようやく聞こえだした蝉の鳴き声もうるさいと感じないのです。
身も心も冷えて感覚が無いのです。
地震で死者が出てもすくんだ身が反応しないのです。
小学生が、中学生が事件を起こしても何も出来ないのです。
身も心も冷たいのは私だけですか。
ただ恋いこがれるのは身を焦がす日の光。
無邪気な子供の頃の日の光。
海岸の砂浜でいっぱいの光を浴びた日々。
泳いで冷えた体を川原の石の上で干した日。
明日の太陽だけを望んだ日々。
さあ、そこに転がっている鉄アレイで体を鍛えよう。
輝き燃える太陽が訪れたとき、
海原のまっただ中でまた泳げるように。
高原の道を元気に歩けるように。
それとも残り少なくなった遊泳出来る川を探しますか。
恋するこの心をどうやって鍛えましょう。
冷たい風が吹き抜けていく部屋、
その隅に転がる錆びた鉄アレイ。
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'03年7月28日