
3年振りにスキーに来た。
初めてのスキー場ではあるが、
何処かでこのコースを滑った気がした。
3年前には、仲間達と賑やかに滑ったコース。
その内の一人は先日若くして癌でなくなった。
そのずっと以前には私より4歳年下のスキー仲間が亡くなった。
もう何年になるだろう。
白樺の林のあるコース。
明るい木々が、青空の下伸びやかに並んでいる。
しばしコースに留まり、振り返る。
木はどこまでも白く、空はどこまでも青い。
「おーい、君たち私を空から見ているか。」
静かに静寂が私を包む。
風の音も、鳥のさえずりも聞こえず、一人コースにたたずむ私を。
光り輝く雪の上を、仲間達と滑った日々をふと振り返る。
一人一人の個性ある滑りを、笑顔や言葉を思い出す。
光と陰に彩られた誰もいないこのコース、
私は暖かい太陽に照らされている。
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眼下には薄墨色に広がる村々。
遙か眼前には白い妙高の山々。
しばし留まろうこの場に、君たちの思い出を忍ぼう。
やがて木々が静かに揺れた、鳥のさえずりも聞こえた。
「さあ、下りようか。」
柔らかく重い雪を踵の裏に感じさせ、
静かにリズムをつけた。
久し振りの感触に恐れと、喜びを感じながら滑った。
君たち、また来年会おう。
白樺のあるスキー場で。
シーハイル!
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